2019年11月21日
こんにちわ(^^)
暖かいお風呂に肩までゆっくりつかる・・・
そんなことが気持ちいい時期になってきましたね。
そこで皆さんに気をつけていただきたいこと、「ヒートショックの危険」についてのお話です。
「ヒートショック」とは、急激な温度変化で体に起こる悪影響のことで、
冬の浴室で起こりやすいです。
寒い脱衣所から熱いお湯に急につかると、その刺激で血圧などが大きく変化します。
それが失神や脳卒中や心臓病につながり、浴槽でおぼれたり倒れたりして命に関わる場合もあります。
高齢になると、温度の変化にあわせて血液の流れを調整する働きが衰えるうえ、
日本では熱いお風呂に長くつかるのが好きな人が多く、それが事故につながっていると言われています。
【安全な入浴のポイント】
①入浴前に脱衣所や浴室を暖める。
気温の寒暖差が大きいのは危険です。入浴前にシャワーを出し浴室を蒸気で温めたり、
暖房器具で脱衣所を暖めておくことが体への負担を減らすポイントです。
(※ヤケドや火事にはくれぐれもお気をつけください)
②湯温は40度程度、つかる時間は10 分までを目安にしましょう。
熱め・長湯は危険です。
③浴槽から急に立ち上がらない。
入浴中は体にはお湯による水圧がかかっています。
急に立ち上がると、その圧が無くなり、血管が急にひろがって意識障害を起こすことがあります。
意識を失い、溺れる危険性があるので、浴槽から出るときはへりや手すりを使って、
徐々に、ゆっくりと立ち上がるようにするのがおすすめです。
④アルコール飲用後や、食後すぐの入浴は控えましょう。
食後1時間以内や飲酒時は、血圧が下がりやすくなり危険です。
⑤入浴する前に同居者に一声掛けておく。
入浴中に体調の異変があった場合は、早い対応が必要です。
意識を失った場合はもちろん、気分が悪くなったりして自力では動けない時の為に
見回ってもらうといいかもしれません。
家族が寝ている深夜や早朝の入浴は控えましょう。
ヒートショックに関連した入浴中の死者数は交通事故死者数の約3倍というデータも発表されています。
自分は大丈夫と思わずに、身近な危険ととらえ予防に努めてまいりましょう。