2020年01月07日
こんにちわ(^^)/
今日は1月7日です。朝に七草粥を食べる日ですね。
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・・・
子供の頃に覚えさせられたなぁ、という方もいるのでは?
なぜこの七草でお粥を食べる習慣があるのか。
今日はそんな七草のお話です(^^)
先述の七草は、早春にいち早く芽吹くことから「邪気を払う」といわれました。
そこで、「今年1年風邪などひかず健康に」と祈って七草粥を食べたそうです。
昔は調理する際にまな板の上で、草を包丁でトントン刻む回数も決められていたとか(゜o゜)
まるでおまじないですね。
なにより・・・この七草粥、とても合理的なんです!
七草は言ってみればハーブ(薬草)。
それを胃腸に優しいお粥で食べようというのですから、
年末年始の暴飲暴食や正月疲れした胃腸の回復にはちょうどよい食べ物です。
また、薄味のお粥は、少し濃い味のおせち料理が続いたあとにはとても新鮮に感じますよね。
≪春の七草の効能≫
【セリ】身体に欠かせないビタミンCやミネラルが豊富に含まれています。
鉄、食物繊維を含み、貧血や便秘に効果があると言われています。
【ナズナ】カルシウム、鉄分、ビタミンが血圧を正常数値に保ち高血圧を予防します。
殺菌作用、消炎作用、止血作用、抗菌作用、利尿作用、解熱作用など幅広い効果があります。
【ゴギョウ】咳をしずめたり風邪を改善する効果があるとされています。
吐き気を止める、胃炎をしずめる、咳・たん・熱をとり風邪の予防になると言われています。
【ハコベラ】整腸効果・利尿作用があり口臭も予防します。
【ホトケノザ】健胃効果があり、民間では生薬としても利用されています。
また、解熱作用があり、風邪の症状を改善する効果もあります。
【スズナ】茎にはカルシウムが豊富に含まれ、骨量低下の予防になり、
根には消化酵素が多く含まれているので、消化を助けてくれます。
胃腸を温め、冷えによる腹痛を予防する食品として古くから珍重されています。
【スズシロ】根の部分に消化酵素が多く含まれていて、胃炎や胸焼けを改善する効果があります。
食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれる効果があります。
この七草粥を食べる今日1月7日は「人日の節句」(七草の節句)として五節句のひとつです。
《七草の節句》1月7日
《桃の節句》3月3日
《端午の節句》5月5日
《七夕》7月7日
《重陽》9月9日
↑七草の節句以外すべてゾロ目ですね。
1月1日は元旦で『別格』とされ、7種の草を食べることから7日にしたという説があります。
ちなみに今日は新年になって初めて爪を切ると縁起がいい日ともされています(^^)/
七草を煮た煮汁に爪を漬して柔らかくして切る・・・という話もありますが、
少し抵抗があるので私は普通に切ります(`・ω・´)笑
昔ながらの風習『春の七草粥』
朝に食べ損ねた方は昼食や夕食にでも!今年1年の無病息災を祈りましょう(^^)v