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梅・桃・桜

 

一昨日、3月3日ひな祭りの記事でしたが
今日は“桃の節句”にもあるように季節のお花『梅・桃・桜』のお話です(^^)/

 

みなさん『梅・桃・桜』この3種類を見分けることってできますか?

咲く時期がずれてるので、それで見分けるのが一番簡単かもしれませんが、
中には早咲きのものがあったりで、確実ではないです(´・ω・`)

 

 

見分けポイント その1 『花びらの形』


桜の花びらは先端に切れ込みが入っていて、シャープなハート型をしています。

 


桃の花びらは丸い花びらですが、先端が尖っています。

 


梅の花びらは、まん丸です。

 

 

見分けポイント その2 『花の軸』

 

花がついている緑色の軸の長さによっても見分けることができます。

桜の花は緑色の軸が長く、ちょっぴり下を向くように咲きます。

桃の花は緑色の軸が短く、同じ付け根から2輪の花が咲くため、上下様々な方向を向いて咲きます。

梅の花は緑色の軸がありません。茶色い枝にへばりつくように咲きます。

花びらの形が似ていて見分けづらい梅と桃ですが、
梅は同じ付け根から1輪しか花が咲かないので、桃の方が華やかに見えます(^o^)

 

 

見分けポイント その3 『木の幹』

 

花が咲いていない時に見分ける方法ですが、それは幹の色です!

桜の木は幹が赤茶色をしていて、ゴツゴツと出っ張った横縞模様があります。

桃の木の幹肌は白っぽくて、表面を触るとツルっとしています

梅の木の幹肌は黒ずんでいて、幹を握って擦るとザラザラしています。

若い枝だと同じような色や形をしていて見分けづらいので、太い幹で確認するとわかりやすいですよ(^^)/

 

 

 

今年は新型コロナウイルスの影響でお花見なども自粛ムードですが、
通りすがりにでも少し花を眺めるなど、少しでも春の訪れを感じられたらいいですね。

 

 

 

ひな祭り

 

今日はひな祭です(^^)/

 

ひな祭りの起源には、お祓いや厄落としという意味合いがあり、
昔は川や海などの水辺で厄を落とすように子供たちが遊んだりしたそうです。

 

ひな人形には、女の子に代わって災厄を引き受けてもらう、という意味合いもあります。

 

そのひな人形ですが、ルーツは陰陽師も駆使する「ヒトガタ」。
紙などを人の形に見立ててつくった「ヒトガタ」を使い陰陽師が術を繰り出すアレですね。

昔々、ヒトガタに邪気を託して自分の身代わりとして川に流す、という信仰があり
今のひな人形のルーツになっているようです。

今でも地方によっては、ひな人形を川に流してしまう「流しびな」の風習が残っています。

 

 

お内裏様お雛様と言われる男女のお人形ですが、
どちらが右で、どちらを左に置くのが正式かご存知ですか?

 

現代では男雛を向かって左、女雛を右に置くパターンが一般的です。
結婚式や披露宴での男女の並びと同じですね。

しかし、元々は反対の並びで、男雛が右、女雛を左に飾っていて
京都では、その風習が残っています。

京都御所での式典に由来し、
太陽が先に当たる側が上の位で“左をもって尊し”という古来の風習によるものだそうです。

 

 

 

 

 

この絵のように、ひな人形は総勢15名で構成されています。

 

男雛、女雛のすぐ下にいるのが三人官女で、
身の回りの世話を焼いたり、困ったことがあれば相談に乗ったり、あねご肌のお姉さん達です。

 

五人囃子は三人官女の下段に並び、能楽などの舞台で音楽を演奏します。
いわば宮中のバンドマン
少年が5人、太鼓や小鼓、笛、扇を持っていて、扇を持っているのが「謡」の担当。つまりボーカルです。

 

その下に位置する2人が随臣(右大臣・左大臣)です。
悪者が近寄らないように守ってくれる警備員役です。

 

一番下段は仕丁です。
内裏様のお供をしたり、庭掃除などの雑用をこなすお手伝いさん達です。
それぞれ、泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸で知られる表情豊かな三人上戸は、
表情豊かな子に育つようにという願いが込められています。

 

 

 

ひな祭りの料理と言えば、ハマグリのお吸い物とちらし寿司。
ひな祭りは水辺で遊ぶ行事だった、と序盤に書きましたが、その名残なのか海の幸が主役になります。

あとは菱餅。学校給食でも『三食ゼリー』として出てましたね(^^)
ピンク、白、緑の3色は、桃の花、雪、新緑の色だという説があり、春の息吹を感じる時期にぴったりです。

 

日本にはいろいろな伝統行事がありますが、簡素化されているものも多いです。

早咲きの桜が咲いたり、少しづつ本格的に春が近づいてきています。
大々的にするのは大変ですが、季節を感じながら簡単にでも行事に触れれるといいですね(^^)/