2020年04月28日
みなさま、こんにちわ!
不要不急の外出を控えるべき今、美容室に行くのも悩ましいですよね・・・。
そこで今回は訪問美容師のわたくしが
『セルフヘアカラーのコツ』をお伝えできればと思います!
セルフヘアカラーとは、自宅で、自分で、毛染めをするということです。
市販されているカラー剤を使って、自分の手で自分の頭を染めるのって少しハードルが高いというか、
失敗しやすかったりしますし、髪の傷みも気になります。
しかし外出自粛の今、必要な事かなと思います。
毎回、市販のカラー剤を使うのは、髪の傷みの事を思うとオススメできませんが、
1回や2回なら大丈夫です(^^)/
安心して、いつもの美容室に行けるまでの間だけ・・・と考えてチャレンジするのもアリかと思いますよ。
まず、用意するものです。
①市販のカラー剤
②汚れても大丈夫なタオル
③ラップ
④ダッカール
⑤ワセリンなどのクリーム
⑥タイマー(なければ時計)
④のダッカールは、大きめのヘアクリップのことです。
私の私物ですが・・・↓
これです。髪の長い方で6本くらいあると安心です。
100均にも似たようなものが売っていると思います。
手袋も必須ですが、市販のカラー剤のほとんどは手袋付きかと思います。
↑これです。このタイプの手袋、脱げやすいのが難点。
そこでちょっと裏技ですが・・・
手首部分をビョーンとひっぱり伸ばすと・・・
なんと手首にジャストフィットします。
さて、手順ですが。
まず、髪をクシでとかしておきましょう。
そして効率よく塗るために、髪をブロック毎に分けます。
ダッカールを使って耳部分で前と後ろ、後頭部は上下に分けるくらい(6ブロック)で大丈夫です。
そして髪の生え際に近いフェイスラインにワセリンなどのクリームを塗りましょう。
(白髪染めなど、染料が濃い薬剤は皮膚も染めてしまうのでクリームで保護します)
耳回りや、首の後ろも忘れずに生え際の皮膚に1周ぐるっと塗りましょう。
そして首が隠れるように、肩にタオルをかけます。
この時、タオルの上にラップをして首の方に折り込んでおくとタオルが汚れずに済みますよ。
次にカラー剤を混ぜます。
2種類の薬剤が入っているので、取扱説明書に従って混ぜてください。
ムラなくしっかりと混ぜましょう。
塗布する順番ですが、
おしゃれ染めの場合は襟足から、
白髪染めの場合は顔周りや分け目から、塗りはじめましょう。
襟足は一番染まりにくい場所なので、一番最初に塗る事で薬剤のついている時間も長く置くことができるのです。
(反対につむじ付近は一番染まりやすいので一番最後に塗ります。最初に塗ると染まり過ぎて色むらになります)
白髪染めは、白髪の気になる部分から塗る事によって、白髪への染まりをよくするために
白髪の多い顔周りや分け目から塗るのがオススメです。(襟足に白髪が多い人は襟足から塗って下さいね)
おしゃれ染めは
襟足→後頭部→サイド→前髪
白髪染めは
分け目・前髪→サイド→後頭部→襟足
こんな風に塗っていくといいかと思います。
基本的には、カラー剤に塗る手順など記載されていると思うのでそれに従っていただければと思いますが、
美容師らしくアドバイスするとすれば、
「前髪の真ん中付近は染まりにくいけど、こめかみ付近はめちゃくちゃ染まりやすいです!」
ということで、塗布量や時間差で塗布するなど調節するのがポイントです。
美容室では根本と毛先を塗り分けるなどしますが、自分で自分の頭でそれをやるのは難しいです。(私でも無理です)
後ろとか見えませんし・・・(´゚д゚`)。
なのでセルフカラーの場合は気にせずに一気に塗るべきです。
大事なのは「手早く・均等に」
カラーの染ムラは、塗布の時間差や塗布量の多さで起こるので、
とにかくバーっと塗ってしまって、あとから目の粗いクシで優しくとかすなどして根本と毛先の塗布量を整えましょう。
根元に薬剤がたまりすぎないように注意してくださいね(^^)
放置する時間も説明書に記載の通りに・・・ですが、
髪の太い方は長め、髪の細い方は短めにするといいと思います。
そしてシャンプーです。
シャンプー前にとても大事な工程『乳化』が待っています!
洗い流す前に、少しお湯で頭を濡らしてカラー剤を2〜3分間優しく揉み込みます。
これを『乳化』といいます。
カラーを全体になじませる効果や色の定着、そしてなにより薬剤をキレイに落としきることができるのです。
美容室ではシャンプー前に「乳化しっかりね~」なんて指示が当たり前に飛び交います。
言われなくてもしちゃうくらいです。
染まりにくい人は乳化でグッと色が入るし、ムラを減らすことにも繋がります。
生え際から頭全体をクチュクチュと揉みましょう。薬がお湯と混ざってトロトロになりますよ(^^)/
必ず手袋をつけてやってくださいね!
爪が染まったり、手荒れの原因にもなりますし。
カラー剤が垂れることもあるので、目にカラー剤が入らないようにも気をつけてくださいね。
それを流してシャンプー・トリートメントです。
美容師としては、やはり美容室で染めてほしい思いはありますが、
チャレンジしてみようという方はぜひやってみてくださいね(^^)/
髪の短い方は思ったより簡単かもしれませんよ♪
※念のため事前にパッチテスト(皮膚アレルギー試験)を行いましょう!