2020年04月24日
春の味覚といえば、やっぱり“たけのこ”ですよね!
たけのことは、土の中で育つ竹の若芽のこと。
読んで字のごとく竹の子なのです。
地表に先端が顔を出したところを掘り出して食べます。
たけのこはおよそ70種類もあります。多いですよね!
ただ、一般的に食べられるのはその中でも数種類で、特に食べられているのが
「孟宗竹(もうそうちく)」です。一番おいしいそうですよ(^^)/
1日に数十センチも伸びるほど成長の早いたけのこ。
収穫されてからも足がはやいです。
どんどんとえぐみが増していくため、
「朝掘ったら、その日のうち食べろ」
「たけのこを掘りはじめたら、お湯をわかしておけ」
といわれるほど、掘りたてをすぐに処理をして、新鮮なうちに食べるのがベスト。
たけのこはヘルシーで栄養が多い食べものとしても人気です!
主な栄養成分は、たんぱく質、食物繊維、カリウム。
豊富な食物繊維は、便秘の予防・改善はもちろん、大腸がんの予防やコレステロールの吸収を抑え、
体外に排出してくれるという効果があります。
カリウムは体内の余計な塩分を排出し、血圧を下げる働きがあります。
さらに旨味成分のグルタミン酸や、疲労回復に効果のあるアスパラギン酸も含む、栄養抜群の食べものなのです。
切り口にできる白い粉ですが、「チロシン」という成分が結晶化したものです。
このチロシンは「やる気を高める」成分として注目されています!
脳や神経を活性化させ、集中力を高めてくれます。
アミノ酸の一種で旨味成分なのですが時間が経つと酸化してえぐみが出るので、
早いうちに処理をして食べてしまいましょう。
えぐみの正体は「シュウ酸」という成分で、摂りすぎると胃腸に負担をかけたり肌に悪影響を及ぼしたりします。
ヘルシーで美味しくても過度な食べ過ぎは禁物ですね(>_<)
お家で過ごす時間が多い今、あく抜きなどの処理で少し手間暇かかる“たけのこ”を使う
いい機会かもしれませんね♪
料理で季節を感じてみてはいかかでしょうか(*^_^*)