2020年05月18日
今日5月18日はファイバーの日です。
ファイバー=食物繊維、ですね(^^)/
お通じのためにも、体のためにも食物繊維は良いと言いますが、
そもそも食物繊維ってなぜ体に必要なんだろろう・・・と思ったことはありませんか?
昔は食物繊維は、あまり価値のないものとされていましたが、今では必要不可欠な栄養素といわれています。
食物繊維にスポットライトがあたるきっかけは、
食物繊維をとる量が少ないとがんや病気のリスクが高まると分かった為です。
便秘になると病気になるリスクが高まることがわかり、
便の排出を促す食物繊維が注目されることになったのです。
その後も新たな健康効果が次々と明らかになり、日本では2000年に食物繊維の摂取目標量が定められました。
食物繊維と聞いて、どんなものを想像しますか?
れんこんやごぼうの筋っぽい繊維質な感じを思い出す人もいれば、
あのオレンジ色のファイバードリンクを思い浮かべる人もいるかもしれません(^^)
実は食物繊維は、水に溶ける水溶性と水に溶けにくい不溶性のものがあり、形状も性質も異なるのです。
どちらにも共通しているのは、人間の体内で消化されない成分ということ。
水溶性の食物繊維は、便を軟らかくしてくれるので便の排出がしやすくなります。
腹持ちもいいのでお腹がすきにくくなり、食べすぎを防ぐ効果もあります(^^)
一緒に摂取した糖質が腸から吸収されるのをゆるやかにして血糖値の上昇を抑える作用もあります。
また、食物中のコレステロールの吸収を抑えるため、LDLコレステロール値を抑える働きも報告されています。
さらには大腸内で善玉菌のエサになり、悪玉菌を減少させ、腸内バランスを整える働きもあるのです。
不溶性の食物繊維は糸状の繊維で表面はザラザラしています。
胃や腸で水分を吸収して大きく膨らむので便のかさも増え、それによって腸の動きを活発にして便通を促します。
有害物質を体の外に排出するので、大腸がん発生のリスクが減少するという研究報告もあります。
現代人は食物繊維の摂取量が足りていないので、摂りすぎるくらいの意識でちょうどいいとされています。
野菜ならごぼう、菜の花、アボカド、たけのこ、かぼちゃ、春菊、とうもろこし、
ほうれん草、ブロッコリーなどに多く、
他はイモ類やワカメやこんにゃく、納豆にも多く含まれています。
便が固く黒っぽい人は食物繊維が足りていない証拠なので、毎日の食事に意識的にプラスしてみましょうね(^^)/