2020年05月13日
昨日の深夜から黄砂が飛来してきています。
朝のお天気お姉さんも注意を促してらっしゃいましたね。
車が汚れたり、洗濯物も外に干したくない、迷惑な黄砂ですが
黄砂ってそもそも一体何なんでしょう???
今日は黄砂についてのお話です。
黄砂とは、文字通り ただの砂 です。
モンゴルのゴビ砂漠、タクラマカン砂漠や中国の内陸部の黄土地帯から
強風により大気中に舞い上がった砂が、浮遊しつつ降下するものです。
夏から秋は植物が地面を覆っており、土壌中に水分が蓄えられているので黄砂の発生が抑えられるのですが
春先は植物が充分に育ってないため、黄砂の発生する可能性が高くなります。
黄砂は少しの量なら問題はないのですが・・・年々量が増えてきています。
原因は砂漠化で黄土地帯が広がっている事と、中国の大規模開発。
もともと緑地や森林だった土地が切り開かれ、
地表がむき出しになった荒れ地が広がっていて、
ここで発生する砂ぼこりも日本に降り注ぐ黄砂の勢いに拍車をかけているのです。
黄砂の量が多いと遠くの視界が砂ぼこりで霞んで見えるほどですよね(+_+)
日本に飛来してくる黄砂の粒子の平均的な大きさは、約0.005mm。
なんとスギ花粉の粒子の大きさの5分の1しかありません。
黄砂の粒子はギザギザしたり、細かい穴を持っているものなど、形は千差万別。
飛来途中で空気中の化学物質やカビの胞子などを吸着して運んでくるので
黄砂そのものにアレルギーを引き起こす力はないものの、
ほかのアレルギー症状を悪化させたり、肺疾患を引き起こすリスクがあるそうです。
黄砂の飛来状況はインターネットでも分かるほか、日々の天気予報でも確認する事が出来ます。
洗濯物を部屋干しにしたり、外出中はマスクをはずさないなど、対策をとるのがオススメです(^^)/