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新型コロナウイルス感染患者の訪問診療チーム

 

新型コロナウイルス感染症により受入病床が逼迫し自宅療養患者が増えた中、
自宅療養患者に対する医療が行き届かず
重症化したり命を落としてしまう方も急増する恐れがありました。

 

そんな中、今年2月に全国に先駆けて京都府と民間医師による
自宅療養中の新型コロナウイルス感染症患者の訪問診療チームが発足しました。

 

「自宅療養者」を置き去りにしないための訪問診療専門チームで、
ひとりでも多くの命を救うために往診や在宅医療を充実させるべく、始まったプロジェクトです。

 

3名の医師と、4ヶ所の訪問看護ステーション、1ヶ所の訪問薬剤師で構成されたチームです。

4ヶ所の訪問看護ステーションのうち1ヶ所が、
当ステーション『いきいき365訪問看護ステーション』で、所長が専属で参加しており、
毎日、何件ものコロナ患者宅を回って、治療に当たっています。

車内で患者情報などを確認します。

 

容体に合わせ点滴や酸素吸入器なども準備して、
到着すると、車内で頭の先から足の先まで防護服に着替えます。

 

1件ごとに防護服を脱ぎ着し、患者様のご自宅内でも汚染防止に努めて
コロナウイルスを持ち帰らないように徹底する毎日です。

 

 

事務所で所長の顔を見ない日が続いていますが、
それだけ在宅医療を必要としている患者様がいるという事なんですよね。

 

 

入院すると24時間の医療体制で安心できる一方、
ご高齢の方は、コロナに関わらず入院すると明らかに体のいろいろな機能が落ちてしまいます。

 

病院のベッドの上で過ごすより、住み慣れたご自宅で療養する方がいい場合もあり、
しなくてもいい入院はしないほうが高齢者のためでもあります。

 

 

自宅療養となった場合『訪問診療』で定期的にサポートをし、状態を診させていただき、
状態悪化で入院が必要であれば、すぐに入院チームに繋ぎます。

 

このチームが発足し、今日まで高齢の自宅療養者の在宅死は0名です。

 

 

 

このような『行政×医療チーム』の活動が日本全体に広まるといいですよね。

 

 

 

報道番組で特集を組んで放送された映像がありますので、お時間がありましたらぜひご覧ください(^^)
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まだまだ新型コロナウイルスと戦う必要がありますが、
これからも感染症対策をしっかりと徹底して業務にあたらせていただきます。