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LICトレーナーの講習を行いました

LICトレーナーとは?

神経・筋疾患を主目的とした呼吸練習機で、
肺・胸郭のコンプライアンスの維持・改善を目的とした医療機器です。

(2016年 国立精神・神経医療センターとカーターテクノロジーズ㈱による共同開発)

 

ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの運動神経の障害による進行性の呼吸筋麻痺で
胸郭運動が低下し十分な吸気および呼気が行えず、
肺活量の減少が生じる拘束性喚起障害の患者さんに適応しています。

 

 

【肺や胸郭が硬くなるスパイラル】

肺や胸郭を硬くするスパイラル

神経筋疾患は筋力低下が起こるため、
肺や胸郭は硬くなる方向に進み、悪いスパイラルから抜け出しにくくなります。

 

 

 

呼吸障害への対応策ですが、

①硬い肺でも動かせるよう呼吸筋を強化する
②弱い呼吸筋でも動かすことができる柔らかい肺を保つ

に、なりますが神経難病の患者さんは筋力低下を伴うため①の対応は難しく、
②弱い呼吸筋でも動かすことができる柔らかい肺を保つ、という対応を行うことになります。

呼吸リハビリで肺活量と痰を出す力を維持しましょう!

 

 

このLIC練習の開始の目安は
『深呼吸ができないと感じたとき』です。

 

 

定期的な呼吸評価の中で、標準肺活量(%VC)80%以下、
または肺活量が2000ml以下になった際、導入をお勧めします。

 

また、病状の進行の過程でも適応が可能です。
発症初期や進行期の適応に加え、病状が進行して球麻痺症状や気管切開している患者さんへの適応もあります。

 

 

 

⇓ 当ステーションでの講習の様子 ⇓ 

 

このLICトレーナーを使って訪問リハビリができるのは

関西では当ステーションがと聞いてます。

全国でも数件しかありません!

 

 

優しい呼吸ケアをご提供します。

腰痛予防の講習を行いました

日は遡りますが、当ステーション理学療法士の増田が講習を行いました。

 

日時  2019年11月20日(水)14:30~15:30
場所  社会福祉法人フジの会 砂川四郎記念ホール

 

そこで使われたレジュメの一部を抜粋し、ご紹介します(^^)

 

 

そもそも腰痛とは・・・?

疾病名ではなく、痛みや張りなどの不快感といった腰部を主にした症状の総称です。
腰痛の原因が特定できる腰痛(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など)は
全体の10~15%のみで、ほとんどは原因が特定できない腰痛です。

 

介護現場における介助者の腰痛は10年前と比較し2.4倍にもなっています。
無理な姿勢や、腰に負担がかかる姿勢での介助が原因です。

 

【介護現場におけるリスク回避】

◆福祉用具の利用
・リフトなどの活用

◆残存機能を活用した介助方法の検討
・全介助から部分介助へ、協力動作を引き出す
・一人介助から複数介助へ
・介助が行いやすい環境を整備

◆介助技術の向上
・基本に基づいた介助の実践
・無理な姿勢での介助を極力避ける

 

 

日頃の腰痛予防として、特定部位のストレッチと筋トレが有効です。

 

ストレッチ体操をやってみよう

 

オススメの腰痛体操

【これだけ体操】

※クリックで拡大します。

 

 

 

最後に、

講師の理学療法士・増田本人が体現し、制作した
日常生活のワンポイントアドバイスです。

 

※クリックで拡大します。

 

 

腰痛の原因は人それぞれ違います。
気持ちのいいレベルで体操を取り入れ、腰痛を予防していきましょう。

 

 

社内研修報告~感染対策について~

2019年12月16日、社内研修を行いました。

 

テーマは『感染対策』

 

 

研修報告研修報告研修報告

 

感染予防に身近なマスクですが、

付け方次第で効果がなくなってしまいます。

 

マスクをはずす際、フィルター面を触らず耳かけのゴムをもってはずすとベストです。

 

感染対策

 

 

このようなレジュメを使い、改めて皆で意識統一する研修となりました。

 

 

冬場は特に風邪やインフルエンザなど感染予防に徹底するのはもちろん、
1年を通して様々な感染症から自分の身を守ることが、
利用者様の身を守る事に繋がるんだという意識でスタッフ一同取り組んで参ります。